- 2007-06-21 (木) 17:12
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スペイン人はよく話しよく笑う。
そして楽天的だ。
昨日マドリッドにあるレイナソフィアでのワークショップの1日目を終えた。
(5日連続で9回行う)
言葉の問題やプリンターの遅さなど、心配な点は多々あって本番がはじまった。
部屋に入ってきたこどもたちは小さい。小学校1・2年生がほとんどに見える。
不安が心配になってきたころに、日本から来たアーティストと紹介され、その後にムービーカードの木からカードを取ってきて、イメージゲームをテーブルごとにはじまった。カードは2枚とグループわけのための色カードが中に入っている。
今回は4グループ15人、スタッフが4、5人。スペイン語がわからない杉本、宮原も含まれる。
TV局のクルーもワークショップ中にずっと撮影していた。
全行程撮影後、インタビューもしていった。どこの放送局かわからないがプロ的な動きが見ていて気持ちがよかった。
イメージゲームは、チームのなかのひとりだけがカードを見て、言葉によってそこに描かれている絵を説明する。他の人は絵にして描きだすというムービーカードの恒例のゲームだ。
後の立ち話的反省会では、このゲームは変更が必要だとパブロ(美術館の教育部門担当者)から言われた。
日本人にとってこのゲームは楽しいが、スペイン人にとって学校教育的であり面白くないようだ。これは伝わらないから伝えるように工夫が必要だとわかるためのものだと説明してもしっくりとこない。
たしかにその後のストーリーテリングゲームのほうが子供たちの反応がよかった。一人が自分のカードを出して物語をかたり、その後で次の人がその物語の続きとなるものを自分のカードを出しながら語るというゲームだ。日本人にはこのゲームは難しい。人の物語をかってに変える微妙な駆け引きが裏に潜んでいると思うからだ。しかし、スペインのこどもたちにとっては問題にはならないようだ。
ストーリーテリングで生み出された物語を持ってムービーカードステーションに集まる。バーコードでピッピッピッと読み込んでいくと、自分たちの頭のなかにあった物語が映像になってそこに立ち現われる。またはまったく違う映像になる、カードの絵からは連想できないアニメーションもあるからだ。
ここでみんなの顔に満面の笑顔が起きる。
そういえば、日本のこどもだとバーコードリーダーを誰が使うかで多少時間がかかるが、こちらの子供は道具やテクノロジーにはあまり興味を持たないようだ。
ストーリーテリングから映像文法的表現を促すために多少の変化を示すと、ほとんど違うと言われた。みんなの頭のなかにしっかりと物語が固まっているようだ。
タイトルとナレーションを考えてきてもらい、音楽を選んでもらい、ナレーションを入れる。
考えてきたナレーションの言葉の量が数行にもなる。ほとんどのカードが3秒か4秒しかないので、実際に3秒で読んでもらい、できないことを理解してもらい削ってもらう。素早く削る姿は潔い。
タイトルとナレーションがすべてのチームに入ったら上映会だ。
今回は、1チームだけナレーションが映像の尺とあわず全部入らなかった。しかし上映会ではそんなことは問題でないように見えた。とにかく自分たちの映像を見て盛り上がり笑い、讃え合う。
恋のお話と魚がリンゴになったお話などあり、とても面白い映像作品が上映された。
(スペイン語だからよくわからないのが本音だけど。)
これを1時間半で行う。あと8回あるのでシステマチックにして内容をもっと向上できるように改善をしなくては…と日本人は思っているが、スペイン人スタッフは大満足の笑顔で、よかったよかったと1回目を終えた。
ユーチューブに作品をアップしますのでお楽しみに。
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